8月最後の日となりました。今日のお花はこれ↓
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チングルマのお花畑!
実はこの写真、今月の中旬娘が旭岳に登って撮ってきてくれた写真です♪

夏の思い出をお話しながら、
旭岳のお花をご紹介します。


娘と山。

我が家はキャンプ大好き家族で、娘が小さい頃は
年に5回ぐらいはキャンプに行き、
夏休みになると一週間連続キャンプが恒例行事でした。
ヘビーに使われたテントやタープは耐水性がなくなって、
一式買い替えをするほど。

自然に囲まれて食事をしたり、
時には雨の音を聞きながら本を読んだりゲームをしたり。
何冊にもなったキャンプアルバムを開けば、
しばしその時の思い出に浸り時間を忘れるほどです。

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                      (メアカンキンバイ)

楽しいキャンプにセットになっているものがありました。
それは 登山!

主人が山登りが大好きで、自宅の裏山から始まった登山は
キャンプの時も行われるようになり、
転勤先だった九州では、百名山に選ばれた山をはじめ
たくさんの山に登りました。

大人は好んで山に登るわけですが、
子供にとってみたら苦痛でしかない!

心が折れそうになり、涙を流す娘を何度見たことでしょう。

「嫌ならここにいろ。パパは行くぞ。」とすたすた前へ進むパパの後ろ姿が
娘は何度涙で歪んで見えたことか。

じっと動けないでいる娘の後ろから、
祈るような気持ちで、
「パパ、行っちゃうよ。」の私の声。

一歩踏み出せれば大丈夫。
今回も頂上へ行けそうだと安堵の気持ちが広がります。

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                              (エゾワタスゲ)

高い山ばかりが辛いのではなく、深い山も結構きつい。
わざわざこんな山を選ばなくても~、
なんでこの場所から登り始めるかな~っと
娘が楽しく登頂出来ることばかりを考えていた私は、
心の中で小さく主人にどくづいたものでした。

しかし、主人のこの言葉が私の気持ちをかえました。
下山中、転んで泣く娘をそばにして
「こんなことでもなければ、一体この子はいつ辛い思いをするんだ。」

そう。一体いつこの子は辛いしんどい思いをするんだ。
もちろん、長い人生、色々なことがあり、
その中に辛いしんどいことがあるでしょう。
その時のために、私は娘にその場しのぎの転ばない杖を差し出すのではなく、
自分自身が太い折れない杖を作る助けをしてあげるべきでした。

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                             (カラフトゲンゲ)
娘が小学6年生のとき、自分の年表を作る授業があり、
彼女は自分がそれまでに登った山を自分の年齢と共に書き記しました。


中学生になり、3年間山の自然を守るボランティア活動に勤しむようになりました。

今年の短い夏休みの夜。
洗い髪からシャンプーの香りを漂わせ、
それはとても自然でさりげなく、

「ねえ、パパ。一緒に山に登らない。」

ボランティア活動で親しくなった山岳ガイドさんに会いに行きたいというのです。

その日は私は仕事で一緒に登れませんでしたが、
二人分のお弁当と準備だけは手伝ってあげました。
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山の土産話を沢山聞いた夜になりました。
そして来年は3人で登ろうと話しました。


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「ねえ、パパ。一緒に山に登らない。」
私の耳元でこだまします。

とてもいい夏でした。



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