今日はこの写真から↓
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正月気分も抜けて大切な漆のお重や屠蘇器のお片付け。
しっかり汚れを落として乾かすことで
いつまでもその美しさが保たれます。




屠蘇器の取っ手のネジ部分は水気のたまりやすいところ。
外してここもしっかり乾燥。
2






天井を鏡のように映す輝く漆。
娘の好みに合うようなら受け継いでもらい
ずっと将来も使ってほしいと思う美しい器です。
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受け継ぐといえば、
昨年の秋に主人が出張の際、立ち寄った実家で
棚の奥にしまわれたものを持ち帰って来ました。
3
お皿5枚が入った木箱。
書かれている文字が難しかったので
書家の友人に読んでもらいました。
鑑定してもらうような
高価なものではないと思いますが
京都で販売された器であることが分かりました。





赤い縁と小さく描かれた野菜が
なんとも可愛い小皿のセット。
4
実は元々主人の祖母のお気に入りのお皿で
義母が譲り受けたものだったんだそうです。
沢山いる兄妹の中で、
義母は自分に譲ってくれたことが
とても嬉しく感じたんだそう。

勿体なくてあまり使われることなく
棚の奥にしまわれた小皿。

義母が電話で私に言いました。
「今は使わない方が勿体ないって言われる時代だけど
なんだか勿体なくて使えなかったのよね。
大切に使ってね。」と。

その言葉を聞いた時に、
確かに私も使わないと勿体ないと思う派でしたが、
今のように物が溢れる時代じゃなかった頃を想像すると、
壊れると同じものは二度と手に入らないかもしれない。
大切にしたかった気持ちと
使わなかった申し訳なさが滲んだ義母の声に
切なさと共感し合えるものを感じました。

でもお蔭で欠けることのないお皿を目にし、
自分の母が私を選んでくれて
そして譲ってくれたんだという
嬉しかった気持ちを再び思い出してもらえて
本当に良かったなぁと思います。
そしてそのエピソードと共に
私に譲ってくれて有難い気持ちです。

家族の歴史が込められた器を使う時、
聞こえない声で話しかけられるような
不思議な特別な想いがします。
譲られた器も譲りたい器も大切にしたいと思った
お正月最後の日でした。

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